新型コロナウイルスによる肺炎への不安感が高まっておりますね。テレビで毎日詳しく報道され、国内での感染がじわじわと拡大し、マスクや防護服を着用していたはずの検疫官や救護隊員の方まで感染しているという状況を知るにつけ、不安な気持ちになってしまいます。
しかし、感染してしまっても、重篤な症状になったり死亡したりする確率はそれ程高いわけではなさそうです。感染していても全く症状が出ない方もいたり、一時は肺炎になっても回復し無事退院された方もいらっしゃいます。それは自力で新型ウイルスに打ち勝ったということです。その「自力」というのは「自然治癒力」「免疫力」と言われる本来我々に備わっている「生きて行くための力」です。
鼻やノドの粘膜にウイルスが引っ付くと、20分程度で粘膜から体内に侵入します。そこでいち早く異物をやっつける役割の白血球が侵入したウイルスを退治してくれれば重篤な症状にはなりません。ウイルス性の風邪を引いた際に熱が出るのは、ウイルスを退治するのに適した体温にセットするからなのです。「自然治癒力」「免疫力」が働いて熱を出しているのです。そのタイミングで解熱剤を飲んで熱を下げてしまうのは「自然治癒力」「免疫力」の邪魔をするようなものです。「自然治癒力」「免疫力」を助けるのは、ゆっくり休養し、身体を冷やさないようにし、消化の良い栄養バランスの良い食事を取ることです。
疲れを溜めたままでいると、良い睡眠を取りづらくなります。また、胃腸の調子が悪くなり消化吸収能力を保つことも難しくなります。是非積極的に「体調を整える」ことで「免疫力」を高めてください!
もちろん鍼灸はそのお役に立てます。楽効堂でお待ちしております。