2021年もよろしくお願いいたします

今日は2020年最後の日、大晦日です!

 

本年もご来院いただいた皆様、どうもありがとうございました。まだまだ気の抜けない日々が続きそうですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2020年は皆様にとってどんな年でしたか?

私にとっては、「スープ」にハマった年でした!

「スープジャー」というものを購入してみたのですが、3、4時間熱々の状態を保ってくれるので、ランチに大活躍でした。水溶性、脂溶性の栄養が効率よく吸収でき、野菜もたんぱく質も沢山摂れるのでおススメです!

 

免疫力を高めるには「腸」が大事…というのはどこかで聞いたことがあるかもしれません。

「腸」を良い状態に保つには、腸内細菌のバランスを整えることと、お通じを整えることです。

 

お腹の「固さ」「冷え」に関しては鍼灸治療が大変有効です。又、「摂取した栄養を吸収する機能」を高めるということも鍼灸治療の効果として挙げられます。しかし、腸内細菌のエサとなる「栄養」を摂取していただかないことには始まらない、ということもあります。毎日、毎回のお食事がとても大事なのです。『免疫専門医が毎日飲んでいる長寿スープ』藤田 紘一郎 (著)という本はおススメですよ。

 

 又、新型コロナウイルスに感染した場合、糖尿病の持病がある方、肥満のある方が重症化する場合が多いという事実から、

ご自身の体調に不安を持っていらっしゃる方には、『医者が教える食事術 最強の教科書』牧田 善二 (著)という本をご紹介しました。こちらも目からウロコの最新の情報が満載で、体に良いと思って食べていたものが、実は体にとって負担が大きかったり、ちょっと体には悪いかな…と思いながらも食べていたものが、極悪だったり。。。

更年期症状のような辛さにお悩みの方にも、鍼灸治療と共に、その本をお読みいただいて実践していただいたところ、体がスッキリされた!という例が多数ありました。

 

さて、来年は丑年ですね。干支は「辛丑(かのとうし)」です。

東洋医学である鍼灸治療は陰陽五行論をベースに生命を理解するのですが、干支も陰陽五行論に基づいた考えです。

 

「辛」は、五行(木火土金水)の性質は「金」で、冷徹、堅固、確実、秋の象徴です。

秋の終わり頃、植物なら枯れた状態にあり、実は腐って地面に落ち、次世代のタネを大地に還す途中といったイメージでしょうか。

 

「丑」は、発芽直前の曲がった芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表しています。

種の中に今にもはち切れそうなくらい生命エネルギーが充満している状況といえば分かりやすいでしょうか。

五行(木火土金水)の性質は「土」です。又、字の意味は「曲がっていたものが伸びる」「始める、結ぶ、つかむ」です。

 

「金」と「土」の関係は、「土生金」と呼ばれる「相生」の関係です。相生とは相手の力を生かし強め合う関係をいいます。

つまり、衰退や痛みが大きければ命の初動が大きくなり、芽吹きが大きければその分、激烈に枯れる。辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年になることを指し示しています。終わって始まる。これはちょうど転換期ということになるのではないでしょうか。新しく何かを始めるには良い年と言えます。

 

今まで興味はあったけど、少し躊躇してしまって、まだ、鍼灸治療を受けたことがないという方にも、是非一度御受診いただけたら幸いです。

2021年、辛丑(かのとうし)、楽効堂でお待ちしております!