「スマホ首」「ストレートネック」という言葉をご存知ですか?
この画像のように、アゴが前方に出て、頭が胴体の上に乗っておらず、首の湾曲が無くなってしまっている状態のことです。
頭の重さは4kg~7kgと言われており、ちょうどボーリングの玉のようなイメージです。
仮に頭の重さが6kgだとすると、首が30度傾くと3倍の18kg、60度傾くと4.5倍の27kgの負担が首の付け根にかかるのだそうです。
なんとこれは、小学3年生の男児が首にずっとぶら下がっているのと同じだそうです!
街で行列に並んでいる方々を見てみると、皆さんスマホを片手にうつむいて、見事な「スマホ首」になっておられます。30度を余裕で超えて、傾き60度に近い方も多々いらっしゃいます。きっと肩こりや背中のこり、首こり、頭痛などをお持ちだろうな…。手のしびれがある場合もあるかな…。などと思い、首にぶら下がる小学3年生の男児を想像し、心配しながら通り過ぎます。
ある整形外科の先生の調査では、日本人の約8割が「スマホ首」(ストレートネック)状態だそうです。
これは確かに、楽効堂にいらっしゃる患者様にも当てはまります。
ご自分が「スマホ首」(ストレートネック)状態かどうかチェックする方法としては、
①壁を背にして、いつもの姿勢で立ちます
②かかと、おしり、背中をつけた時、頭が壁から離れているかチェックします
離れていたら「スマホ首」(ストレートネック)状態です。アゴを優しく押して、胴体の上に戻してあげて下さい。
そして、歩くときなどは下を向かず前を向き、スマホを見る時や本を読む時は、首にぶら下がる小学3年生の男児を想像し、気を付けるようにして下さい。気付いた時に毎回正しい位置に戻すしかありません。
そして、「スマホ首」「ストレートネック」が元で、首、肩、背中などに痛みが出ている場合や、頭痛、手のしびれが出ている場合も、鍼灸治療は有効です。正しい姿勢の習得&鍼灸治療の両輪でお辛い症状を改善していきましょう!
楽効堂でお待ちしております!