楽効堂は、8年前の2016年5月にオープンいたしました。
今年5月から9年目に突入いたします!
看板もなく、小さなスペースの楽効堂ですが、これからも、お越しくださった方が、心身ともに少しでも楽になるよう誠心誠意努めて参ります。何卒よろしくお願いいたします。
「鍼灸」を受けるお時間は、ご自身のお体に向き合うお時間とも言えます。鍼灸師(私)と一緒に、お体からのメッセージをキャッチして、気血の流れを整えたり、滞って凝り固まってしまっているところをほぐしたり、姿勢のクセを見つけたりして、健やかな状態につながる第一歩にしていただきたいです。
「姿勢」について思うのですが、最近、デスクワークの方に限らず、頭部が胴体に乗っておらず、前に出てしまっている方が非常に多いです。
頭の重さは4kg~7kgと言われており、ちょうどボーリングの玉のようなイメージです。仮に頭の重さが6kgだとすると、首が30度傾くと3倍の18kg、60度傾くと4.5倍の27kgの負担が首の付け根にかかるのだそうです。なんとこれは、小学3年生の男児が首にずっとぶら下がっているのと同じだそうです!
(「スマホ首の方、増えてます!」というブログを以前書いております。参考にしていただけたら幸いです。)
そのような負担を受け止めている首の筋肉は当然ガチガチに硬くなってしまいます。
首のこりは頭痛、めまい、耳鳴りの原因になったり、自律神経失調にも大きく影響しますので大変心配です。
健やかにお過ごしいただくための「鍼灸」を是非生活に取り入れていただきたいです。
楽効堂でお待ちしております!
あと1週間余りで今年も終わりですね。
皆さまにとって、今年はどんな年だったでしょうか?
年始に書いたブログで、今年、2023年について「癸卯(みずのとう)」は「様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく」「これまでの努力が花開き、実り始める」年だそうです、と書きましたが、いかがでしたか?
コロナ禍も落ち着いて、対面で集まることも増え、様々な活動が再開されたことを考えると、私にとっては「確かに!当たってる!」という感じがします。
来たる2024年の干支は甲辰(きのえ・たつ)です。
「甲(きのえ)」は、十干(じっかん)の一番最初であり、種子が厚い皮に守られてまだ芽を出していない状態、生命や物事の始まり、成長を意味します。
十二支(じゅうにし)の5番目の「辰(たつ)」は、「振るう」という文字に由来しており、自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表します。「甲」「辰」両方とも東洋思想の五行説(木火土金水 もっかどごんすい)での性質は「木」にあたり、その意味するところは「生長」「成長」です。
これまでの努力が実って大きく成長していき、旺盛になっていく…そんな年だそうです!
楽効堂は2024年に8周年を迎えます。
鍼灸は、凝りや痛みにとても効果があるのはもちろんですが、五臓六腑の調子を整えることを本質としているので「原因不明の不調(不定愁訴)にも効果があるのです!」ということを皆さまに知って頂けるよう、益々励んでいきたいと思います。
楽効堂でお待ちしております!
早いもので、もう11月ですね。今年も残すところあと2か月です!
一年を二十四季に分け「四季」よりも細やかに季節を表す「二十四節気」というものがあります。
その「二十四節気」では、11月は
霜降(そうこう) 10月24日〜11月7日頃
立冬(りっとう) 11月8日〜11月21日頃
小雪(しょうせつ) 11月22日〜12月6日頃
となっています。
未だに日中の最高気温が25度を超えているので「霜」とか「雪」とか、何だかピンと来ませんね。
とは言え、もうすぐ気温も下がり、冬に向かっていく季節です。
そんな11月の過ごし方として気を付けて頂きたいのは「昼夜の気温差」です。
「昼夜の気温差」によって知らぬ間に自律神経を酷使しており、その状態が続いてしまうと様々な不調につながってしまうのです。
自律神経を整える方法としては、以下のようなものがあります。
・ゆっくり深い呼吸を行う
ゆっくりと深い呼吸をすることは自律神経を整えるのに効果的です。
鼻から1、2、3で吸って、1秒止め、1、2、3、4、5、6、7で口から吐きます。
吸うときに胸は動かさないでお腹をふくらませ、吐くときにお腹をへこませることができると腹式呼吸になります。
ゆったりした気持ちで10セット行ってみてください。リラックスした状態になっていると思います。
・体を軽く動かす
ウォーキングや全身のストレッチ、スクワットなどの軽い筋トレがおすすめです。
特に、デスクワークの方におすすめしたい運動は「エアクロール」と「エア背泳ぎ」です。
「エアクロール」は、立った姿勢で背筋を伸ばし、大きくゆっくりと水泳のクロールのように腕をまわします。
又、肛門を締めて、上体がぐらぐら動かないように保持することが大事です。鏡を見ながらやってみてください。
「エア背泳ぎ」は「エアクロール」とは逆回転で腕をまわします。
腕を回すことで肩回りの血行不良を改善し、上体がぐらぐらしないように姿勢を保持することで体幹の筋トレになります。
回数としては「少し疲れを感じるくらい」が良いと思います。「ゆっくり」が大事なポイントです。
私自身は「エアクロール」50回、「エア背泳ぎ」50回を毎日実施しております。
・朝食を食べる(体の中から温める)
できれば腸に負担のかかる小麦(パン、麺類)ではなく、お米を摂って頂きたいです。
特に冷え性の方には、朝の主食をお粥にすることをオススメします。お腹の底から温まって一日を元気に始められること請け合いです。
フルーツとヨーグルトというような内容ですと、体を冷やす方向に働いてしまいます。
ちなみにどうしても「パンが食べたい!」という方は「米粉パン」という選択肢もありますよ。
・湯船に浸かる(体の外から温める)
シャワーではなく適温(40度くらい)の湯船に浸かることで体全体を温めることができます。温まることで血管が広がり、体の隅々まで血液が循環するので、必要なものが届き、不要なものを回収することができます。又、水圧の効果と相まって、むくみの改善や、腎臓の機能を高める効果もあるそうです。
深呼吸しようとしても深く吸い込めない、とか、クロールのように大きく腕が回せない、とか、食欲、元気がなくてご飯が食べられない、とか、上記のようなセルフケアができない場合もあると思います。
そのような時には鍼灸治療があります!
何とかしたいお辛い症状でお困りの方は、是非一度楽効堂にお越しください。
お待ちしております。
8月9日「令和5年度 狛江・多摩川花火大会」ご覧になりましたか?
このところの不安定なお天気と、追い打ちをかけるような天気予報(8月9日の夜6時から9時まで「雨」)を見て不安になりましたが、無事開催されて本当に良かったです。4年振りだそうです!
商店街の方達が一生懸命準備なさっている様を見たり、ご家族そろって特等席で観覧することを楽しみにされていた患者様の思いを伺ったりしていたので、お天気のことはどうすることもできないとは言え「何とかやって欲しい!」と願っておりました。
夜空いっぱいに広がる大きさと光の美しさに感動し、音もドーンと体に響いて迫力満点でした!!感動しました!!
花火には「邪気払い」の効果があるそうです。
強力な「火」のエネルギーと、ドーンという「音」で、ネガティブな諸々を吹き飛ばしてくれるのだそうです。
確かに、花火を見ていると、気分が晴れやかになってきますよね。
皆さんが「ワー!」「きれい!」と上を向いて微笑んでいるお顔が花火に照らされているのを見るのも、とても嬉しく楽しい気持ちになりました。
今年の夏はとても暑く、2023年7月の世界の平均気温は、観測史上、最も高かったそうです。過去12万年で「最も暑い1カ月だ」と指摘した専門家もいます。国連のグテーレス事務総長は7月27日「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代にある」と警鐘を鳴らしました。東京も連日体温以上の高温になり、ヨーロッパでは「40度超え」が各地で観測されています。
そして、猛暑と共にやってくるのは大雨です。高温が続くと大気中の水分が蒸発しやすくなり、雲が増えるとともに降水量も増加するからです。イタリア北部では、数日間続いた猛暑の後、大雨と共に大量の雹(ひょう)が降り注ぎました。道路が冠水し、真夏に氷が浮かぶという、まさに異常気象を象徴するかのような現象だったそうです。
今まで起こらなかったことが次々起こる時代に突入してしまったのでしょうか。
このような情報を見聞きすると、この先どうなってしまうのだろう…と不安になる方や、鬱々とした気分になる方がいらっしゃるかもしれません。東洋医学的に言うと「気のめぐり」が悪化してしまうわけです。
そのような状態を「ドーン」と花火で蹴散らしてくれたのが昨日の花火大会でしたが、そう度々花火大会はないので、ご自分自身で「気のめぐり」を良くすることを心がけることが大切です。
ゆっくり呼吸をしながら軽い体操をする、シャワーで済ますのではなく適温のお風呂にしっかり浸かる、そもそものエネルギーのもとである食事の内容に気をつける、など、心身の健康を保つための「養生(ようじょう)」について学び、実践する必要性が今まで以上に高まっていると思います。
鍼灸治療を受けて頂くことは、ご自身の心身の状態を知り、対処法を知る機会になります。それが「養生」の第一歩になることもあります。
皆、等しく初めて経験するこの困難ですが、その時、その時に適切に対処していくしかありません!
その為には、日頃から「養生」し、免疫力、自然治癒力を高めておくことが本当に大切になってきます。
楽効堂でお待ちしております!
早いものでもう4月ですね。新年度となり、これからがんばるぞ!と張り切っていらっしゃいますか?それとも、新年度になったと言うのにどうにも調子が悪い…とお困りでいらっしゃいますか?
今の世の中では、病とは「内臓や筋肉、骨など、体の組織に、正常ではない病的な変化が生じていること」と一般的には考えられていると思いますが、伝統的な東洋医学では、病とは「天地、大自然と心身の不調和が起きている状態」と考えます。
よって、春という季節の過ごし方としては、木々がいっせいに芽吹くように、小さな虫が活動し始めるように、人間も活動量を増やしていくことが大切で、それが調和している過ごし方と考えるのです。
春が来たら、意識的に「冬の間の過ごし方」から変えて行きましょう!
ポイントは、少し朝早く起床すること、体を締め付ける服装ではなくゆったり目のものにし、心身共にのびのび活動することです。そうして冬に貯め込んだものを発散させていくことが必要です。
「活動しなきゃ!」と思って、予定を詰め過ぎてせかせかしてしまっては、のびのびできませんから要注意ですよ!
又、「調子が悪いからとにかく寝よう!」と思って寝てばかりいると「のびのび活動する」の反対の過ごし方になってしまい、より調子が悪くなっていく…という悪循環におちいってしまいます。
又、春は色々発散する季節なので、体の中のアレルギーや持病が出て来てしまうことがあります。
それを強い薬で封じ込めてしまうということをくり返すと、お体と大自然との不調和が大きくなっていくので、丁寧に原因を見究めて、それに合わせた対応をしていくことが大切です。鍼灸がお役に立てる場合も多々あります。
「天地、大自然との調和」という観点で、大切なご自身の心身をよく見てみてください。
楽効堂でお待ちしております!
明けましておめでとうございます!2023年もどうぞよろしくお願いいたします!
楽効堂は本日から営業いたします。
皆様は初詣に行かれましたか?私は今年も狛江の伊豆美神社をお詣りしました。
神社の木々は太く高く厳かで、とても気持ちが引き締まりました。
今年の干支は癸卯(みずのとう)です。
「癸(みずのと)」は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の順序で言えば最後にあたり、一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階を表します。
また「卯(う)」は「茂」という時期を表し、繁殖する、増えるという段階です。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせた干支(えと)の「癸卯(みずのとう)」は「様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく」「これまでの努力が花開き、実り始める」と解釈することができます。
なんだか干支が応援してくれているような気がして嬉しいですよね!花開き実りのある良い年になるようお祈り申し上げます。
花開くためには、お体の調子が良い方が良いですよね。年末年始で生活リズムや食生活が乱れてしまった方は、お早めに体調を整えて、大きな不調につながらないようにしてください。又、冷えにも気をつけていただきたいです。気血の巡りが悪くなってしまいます。最近、足や手がとっても冷たい方がいらっしゃいます。お話を伺うと「この季節は何をやってもだめなんです」とおっしゃって諦めておられる場合もあります。確かに氷のように冷えた足や手だけを温めてもなかなか温まらないことも多いです。しかし原因を見究めて丁寧に対応していくと、氷のようだった足や手の血色が良くなり温まってきます。是非諦めずに鍼灸を試していただきたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!楽効堂でお待ちしております!
このところ「免疫力を高めるにはどうしたら良いですか?」とか
「免疫って腸が大事なんですよね!でも、何故ですか?」など
「免疫」に関するご質問を受けることが何度かありました。
説明させて頂くと「もっと前に知りたかった!!」とおっしゃる方もいたので、これは皆様にもお伝えしなければ!と思い、久方ぶりにブログを書くことにしました。
●免疫とは●
「免疫」とは「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」つまり、「疫病(えきびょう)にならずに逃れる」ということを意味する言葉です。
「疫病(えきびょう)」とは、少し聞きなれない言葉かもしれませんが、「流行り病」つまり「伝染病」のことです。
「伝染病」と言うのは、「大勢の人にどんどん広がっていく」というところに焦点が当たっているネーミングですが、要するに「感染症」です。
「感染症」には、新型コロナウイルスや、インフルエンザや、ノロウイルスや、O-157や、水疱瘡や、手足口病や、水虫など…多種多様なものがあります。
その様な「感染症」にかからせない、重症化させないために体に備わっている仕組みを「免疫」と言います。
同じ場所にいたのに、又は、同じものを食べたのに、発症する人、発症しない人、軽症で済む人、重症化する人、と症状のあらわれ方、治り方は人それぞれ異なりますよね。その違いを生んでいるのが「免疫力の差」です。
●「免疫」のはたらき●
ウイルスや細菌などの病原体が体内に入ってこようとしたときに、それらを排除して体を守るのが「免疫」のはたらきです。
「感染症」は病原体が体内に侵入して発症しますが、体のどこから侵入するかご存知でしょうか。
実は、目、鼻、口、のどや、消化管の各粘膜からなのです。皮膚にピチョッと引っ付いて、そこから侵入するわけではありません。(但し、皮膚表面に傷口がある場合は、そこからばい菌等が入ってしまうことはあります。)
だからこそ、新型コロナウイルス感染症がまん延し始めた当初「手洗いをしましょう!」と盛んにキャンペーンをしていたわけです。ウイルスの付いた手で目鼻口を触らないために。現在は、新型コロナウイルスに関してはエアロゾル感染の影響が大きいと分かってきましたので「換気」が大切になりますが、これからも「手洗い」はしっかりやっていきましょう!!
のどの粘膜の表面には、細菌やウイルスをブロックする「線毛(せんもう)」という組織があります。
鼻や口から侵入したウイルスや細菌などが、粘膜から分泌される粘液に付着すると、線毛が働き、粘液ごと異物を体外へ押し出してくれます。
なので、ほこりっぽいところやカビっぽいところに行くと、くしゃみが出たり鼻水が出たりしますが、それは免疫がちゃんと働いてくれているということなのです。この線毛運動の働きが弱くなると、ウイルスや細菌が体内に侵入しやすくなってしまいます。
消化管の場合は、粘膜に病原体が付着すると、粘液の分泌や、内容物を先へ押し出していく蠕動(ぜんどう)運動が盛んになり、水分が吸収されることなく速やかに体外へ排出されるため、下痢症状が起こります。
この場合も、免疫がちゃんと働いてくれて、体を守ってくれたということです。下痢をできる方が良いのです。
しかし、病原体の中には簡単には体外に排出されない性質のものもあります。また「免疫力」が落ちていて、速やかに排出できないこともあります。
そうして体内に侵入されたら「自然免疫」の出番です。白血球や、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)などが更なる侵入を防ぎます。これは未知のウイルス相手であっても働く免疫機能です。
「自然免疫」でも感染を防げなかった場合は「獲得免疫」も協調して戦います。「獲得免疫」は過去に侵入されて治癒した経験がある病原体に対しては一生記憶していて、素早く対応できるという特徴があります。
その中でも、特に素早く反応するのがNK細胞です。NK細胞は体内におよそ50億個以上あるそうですが、数には個人差があり、1000億個以上ある人もいるそうです。
ちなみにこのNK細胞は、毎日数千個もできるというガン細胞のことも素早く見つけ出して攻撃し、ガンにならないようにしてくれています。
●「免疫には腸が大事」●
NK細胞などの免疫細胞の約70%は腸に存在していると言われています。更に、腸内細菌が免疫細胞を刺激し、活性化しているのだそうです。
その点に注目して「免疫には腸が大事」と言われているのです。
・腸内細菌の数が豊富で
・善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが良く
・腸内細菌が元気よく活動している
このような状態が、免疫力を落とさない為には重要ということになります。
(腸内細菌のバランスは善玉菌、悪玉菌、日和見菌が2対1対7が理想的だと言われています。悪玉菌が「0」ではなく「1」あることも重要なのです。)
そこで気をつけたいことが、食品添加物や、服用しているお薬の影響です。
食品添加物である合成着色料、合成保存料、発色剤、結着補強剤など、すべてが腸内細菌の発育や増加に悪影響を及ぼすと、免疫学者の藤田紘一郎先生は著書『腸内革命』の中で書かれています。
特に合成保存料は、食品に付着した細菌が繁殖しないように使用されるものなので、すべての種類の腸内細菌が元気を失ってしまうそうです。
又、お薬については、食習慣、生活習慣、運動習慣よりも、さらに腸内細菌叢(そう)への影響が大きいという研究もあります。
(国立国際医療研究センターのホームページ https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2022/20220720.html)
それによると、薬の種類によっても影響度が異なり、「腸内細菌に悪影響がある」とよく言われる「抗生物質」は勿論影響があるのですが、それ以上に「タケキャブ」などの胃酸分泌抑制薬の影響は大きいそうです。
とは言え、そのお薬の使用を中止すれば、再び腸内細菌の状態は回復するそうですので、ご安心下さい。
●腸内細菌のためにできること●
では、具体的にどうしたら腸内細菌を良好な状態に保つことができるのでしょうか?
まずは、悪影響の大きいものを避けるという意味で、以下の二つが重要です。
・効果があるかないか分からないままずっと飲んでいるお薬について使用を中止できないかお医者様に相談する。
・食品添加物をなるべく摂取しないよう気を付ける。
その上で、腸内細菌を増やす、活発にするために以下のことも是非意識してみてください。
・腸内細菌のエサである食物繊維を沢山摂取する。
・腸内細菌が活発に活動できるよう「冷え」に気を付ける。
・味噌、漬物、納豆などの発酵食品、きのこ類を摂取する。
・善玉菌のエサであるオリゴ糖を毎日摂取する。
・便通を整える。
●「免疫には腸以外も大事」●
腸内細菌について気を付けるだけでなく、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事、適度な運動、ストレス発散などももちろん大事です。
以前にも「免疫力を高める養生」や「免疫力を高める!」というタイトルでブログを書いているので、ご興味のある方は併せてお読み頂けたら幸いです。
是非「免疫力」を高めて、健やかでいきいきとした毎日をお過ごしください!
お疲れが溜まっている場合や、体調のチェックにも鍼灸の力を上手に利用して頂きたいです。
楽効堂でお待ちしております!
このところ、日によって、寒かったり、暑かったり、ジメジメしたり、たまーにカラッと爽やかだったりと、気候の変動が激しいですね。
その上コロナ禍は依然として継続中ですし、風邪をひかないで毎日生きていくだけでも結構大変なことですよね。
皆様は、もし「あれ!風邪ひいちゃったかも?!」と思った時、どうしていらっしゃいますか?
TVなどのCMでしょっちゅう流れている「早目の○○!」「熱鼻のどに○○が効く!」などのフレーズがどこからともなく脳内に浮かんで、急いで風邪薬を飲んでしまいますか?
又「頭痛がするな」と思ったら「本格的に痛くなる前に飲まなきゃ!」と、いつもの頭痛薬を飲んで、なるべく早く寝ますか?
東洋医学的には、「どんな風邪か」を見極めて、それに合った「適切な漢方薬」を飲み、養生(ようじょう)して回復を図るのが基本です。場合によっては「鍼灸」で速やかに治るよう手助けをすることもあります。
「どんな風邪か」とか「適切な漢方薬」と言われてもピンと来ないかも知れないので、一例を挙げると…
風邪の時に飲む漢方薬としては「葛根湯(かっこんとう)」が有名です。
この葛根湯は、寒気があって、首や肩が凝ったり強ばったりしているような風邪に有効なのですが、熱感が強くて、ノドの痛みが強く、口が渇いているような風邪には効きません。
そのような風邪には「銀翹散(ぎんぎょうさん)」が有効です。
寒気があるか、寒気はなくて熱っぽさがあるか。それによって、飲むべき漢方薬が変わるのです。
東洋医学では、「風邪をひいた」という状態は「外邪(がいじゃ)に侵入され、体内で正気(せいき)と邪気(じゃき)の邪正闘争が始まった」状態と考えます。
「正気」は、生命活動を維持するために必要な働きをしてくれます。
逆に、「正常に生命活動を行わせている何かがある」と考えて、その何かを「正気」と名付けたと考えても良いかも知れません。反対に「邪気」は「正常な生命活動を行わせない何か」ということになります。「正気」を邪魔するような働きをするものです。
人間は、というか、生命体は、外邪に侵入された場合、それを排除しようとする力を持っています。
それが生命活動を維持するために必要だからです。まさに「正気」の発揮される一面です。それを名付けて「自然治癒力」「免疫力」と呼んでいます。
つまり、症状自体は、正気が邪気に勝つために必要な反応であることもあるのです。
例えば、発熱について、先述の二つのパターンの風邪で考えると…
●【葛根湯が有効な、寒気のある風邪の場合】
邪気に「寒(かん)」の性質があるので、発熱することでその邪気と闘う必要がある → 発汗するまで発熱させる必要あり
●【銀翹散が有効な、寒気のない風邪の場合】
邪気に「熱(ねつ)」の性質があるので、口、のどが渇き、水を飲もうとしている → 炎症を鎮め、熱を発散させる必要あり
そういう考えが東洋医学のベースにあるので、「風邪ひいちゃったかも?!」と思った時には、まず「どんな」邪正闘争が行われているかを見極めようとします。それには、症状を細かく把握することが不可欠です。
・寒気があるか、どの辺にどの様に感じる寒気なのか
・熱くてたまらないという感じはあるか、どの辺にどの様に感じる熱さか
・汗は出ているか、どのような汗か
・体のどこか(頭、のど、耳鼻目、首肩、背中、胸、腹、関節、手足など)に痛みがあるか、どんな痛みか
・のどは腫れているか
・のどは乾くか
・痰が出るか、どんな痰か
・鼻水は出るか、どんな鼻水か、鼻は詰まるか
・咳は出るか、どんな咳か
・お通じの状態はどうか
・胃腸の症状はあるか
・吐き気はあるか
など…。
そして、脈、舌、腹、首、背中、顔色、手足、元々の体質などについても細かく診ます。
これらの情報を総合して「今、生命活動を維持するために、体のどの部分で、どのように『正気』は『邪気』を排除しようとしているのか」を具体的に確信を持ってイメージするのです。
その上で「その戦いを助けてあげるようにする」というのが、東洋医学的な考え方です。
「熱があるから熱を下げよう!」ではなく、必要であれば「もう少し熱を出そう!」もあり得るのです。
「正気」が「邪気」を排除するのが大事なのであって、平熱でいることが大事なわけではありません。
「症状を薬によって抑える」ことを目指すのではなく、「邪気」が排除された結果として症状が治まるわけです。
「あれ!風邪ひいちゃったかも?!」と思った時、東洋医学の考え方を取り入れて、せっかくの「正気」の働きを邪魔しないようにしてみてはいかがでしょうか?
適切な漢方薬については、漢方薬局の薬剤師さんや、漢方医の先生にご相談ください。
風邪の症状がしっかり治まったら、戦いの後の弱ったお体をいたわるため、是非、楽効堂にお越しください。お待ちしております!
「スマホ首」「ストレートネック」という言葉をご存知ですか?
この画像のように、アゴが前方に出て、頭が胴体の上に乗っておらず、首の湾曲が無くなってしまっている状態のことです。
頭の重さは4kg~7kgと言われており、ちょうどボーリングの玉のようなイメージです。
仮に頭の重さが6kgだとすると、首が30度傾くと3倍の18kg、60度傾くと4.5倍の27kgの負担が首の付け根にかかるのだそうです。
なんとこれは、小学3年生の男児が首にずっとぶら下がっているのと同じだそうです!
街で行列に並んでいる方々を見てみると、皆さんスマホを片手にうつむいて、見事な「スマホ首」になっておられます。30度を余裕で超えて、傾き60度に近い方も多々いらっしゃいます。きっと肩こりや背中のこり、首こり、頭痛などをお持ちだろうな…。手のしびれがある場合もあるかな…。などと思い、首にぶら下がる小学3年生の男児を想像し、心配しながら通り過ぎます。
ある整形外科の先生の調査では、日本人の約8割が「スマホ首」(ストレートネック)状態だそうです。
これは確かに、楽効堂にいらっしゃる患者様にも当てはまります。
ご自分が「スマホ首」(ストレートネック)状態かどうかチェックする方法としては、
①壁を背にして、いつもの姿勢で立ちます
②かかと、おしり、背中をつけた時、頭が壁から離れているかチェックします
離れていたら「スマホ首」(ストレートネック)状態です。アゴを優しく押して、胴体の上に戻してあげて下さい。
そして、歩くときなどは下を向かず前を向き、スマホを見る時や本を読む時は、首にぶら下がる小学3年生の男児を想像し、気を付けるようにして下さい。気付いた時に毎回正しい位置に戻すしかありません。
そして、「スマホ首」「ストレートネック」が元で、首、肩、背中などに痛みが出ている場合や、頭痛、手のしびれが出ている場合も、鍼灸治療は有効です。正しい姿勢の習得&鍼灸治療の両輪でお辛い症状を改善していきましょう!
楽効堂でお待ちしております!
今年も残すところあと1か月となりました!
急に寒くなって参りましたが、お元気でお過ごしでしょうか?
今年の年末はどのように過ごすかお決めになりましたか?
しかし、その前に大掃除ですよね!(年賀状もですが💦)
そして、大掃除と言えば「ぎっくり」に注意!!なのはご存知ですか?
実は大掃除でぎっくり腰、ぎっくり背中、ぎっくり首などになってしまう方ってとても多いのです。
お風呂掃除中、無理な体勢でツーッとすべったり、エアコンの掃除でずっと上を向いていてパッと振り向いたり、低い椅子に長時間座ってブラシでゴシゴシこすったり、ついつい中腰で重いものを持ってしまったり…と危険がいっぱいです。
日頃のお疲れが溜まっていて体が硬くなっている上に、寒さで更に硬くなっている…そんなお体の状態で無理な姿勢をするのですから「ぎっくり」が起こる可能性が非常に高まります。
「ぎっくり」が起こらないようにする為には、溜まってしまったお疲れ、こり、硬さを取り除いておくことが大事です。
2022年を気持ちよく迎えるために、是非楽効堂にお越しください!
心よりお待ちしております!
早いもので気付けばもう10月も終わりですね。2021年もあと残すところ2ヶ月となってしまいました。
急激な気温の変化、それに加えて、長引く新型コロナウイルス対策の影響で体調を崩されてはないですか?
ずっとリラックスできずに、体がカチカチになっていませんか?
全身が硬すぎて、ご自分でももはや「どこがこっているのか分からない…」という様な方もよくいらっしゃいます。
そんな時、楽効堂では、お話を伺ったり、脈や、舌、腹を見させていただいたり、頭、首、肩、背中、腰、手、足、などを触診させていただくことで、お辛いところを一緒に確認していきます。そして、それらが緩んで来ると、鎧を脱いだように滑らかに動けるようになるのです。もちろん、緩むまでには根気が必要な場合もありますので、焦らずやっていきましょう!
又、同時にカチカチになってしまう原因と考えられることを変えていくことも大切なことです。そのようにしていくことが、この先の不調を予防することにもつながっていくと考えます。
楽効堂に是非一度お越し下さい!!
(初めての方は、このホームページの「ご予約・お問合せ」のご入力欄からお問い合わせください!)
早いもので2021年も後半に突入してしまいました。
梅雨の時期らしく雨の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?今年の梅雨は気温の低い日も多いせいか、去年よりは過ごしやすいような気がしますね。
これから来る夏はどうなのでしょう?
予報によれば、今年は早めに梅雨が明ける地域が多く、昨年や平年よりも暑い期間が長くなるとのことです。暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回あり、猛暑日が続くおそれがあるそうです。厳しい夏の暑さに負けない為に、今の時期から体調を整えておかなくてはなりませんね!
そこで、夏バテについて考えてみましょう。どういう原因で夏バテになってしまうのでしょうか?
一つは「汗を大量にかく」ということです。汗を大量にかくと、体に必要な津液(しんえき)が大量に失われ、体力が落ちてしまうのです。「汗はかけばかくほど良い!」と思っていらっしゃるの方がいますが、そうではないのです。汗のかき過ぎには注意し、適切にスポーツドリンクなどで水分補給して下さい。
又、「汗で冷える」「水分補給をすることによりお腹が冷える」という「冷え」によっても、胃腸の消化吸収の機能が不良となり、やはり体力が落ちてしまいます。もちろんアイス、かき氷はとても冷えますのでご注意下さい!
逆に「上手に汗をかけない」という方も現代の都会では多いそうです。年中エアコンの効いた室内にいるので汗をかく機会がなく汗腺が退化しているそうです。そのような場合は、体内に熱がこもってしまい、体の各機能が正常に働かなくなる原因となります。
又、首肩の凝りが強い方は、上半身の「のぼせ感」があることが多いです。
更に、就寝時エアコンを使わないと、暑さで熟睡できず、エアコンが効きすぎると寒くて熟睡できず、疲労回復に不可欠な良い睡眠が十分とれません。
そういった要因を積み重ねていると、いつの間にか立派な「夏バテ」になってしまうのです。
「冷え」について、一番おススメなのはお灸です!
楽効堂では、おひとりおひとりに合わせた自宅施灸のツボ、方法もお伝えしております。
是非お灸をお試し下さい!楽効堂でお待ちしております!
(ですが、やはり自宅で行うのは大変だ…という方には「あずきのチカラ おなか用」というアイテムをおススメしています。気になる方は検索してみて下さい。)
春ですね!いかがお過ごしでしょうか?
寒さが緩んで、お花も咲いて、ウキウキする季節です!その一方、花粉症の方にとっては辛い季節でもありますよね。今年は10年ぶりに黄砂が東京でも観測されたとか。花粉と黄砂のダブルパンチで目、鼻、ノドなど辛い症状が出ていらっしゃる方も多いかもしれません。
そもそも、この「春」という季節は、芽吹きの季節です。冬の間にため込んだものを外に出そうとするのが自然な姿なのです。
花粉症の症状は大変辛いものではあるのですが、「花粉の刺激を利用して、体の中から不要なものを出しているのだな…」と受け止めてみると、果たして抗アレルギー薬でその症状を抑えるだけで良いのか…?と思ってきませんか?「不要なものを体外に出す」ことこそ必要なことなのではないでしょうか?
花粉症でお悩みの方の中には「腹中の冷え」をお持ちの方が多くいらっしゃいます。東洋医学の立場では、その「腹中の冷え」を改善することを治療の根本とします。つまり、「腹中の冷え」を起こしている停滞した水分や食物や瘀血などを、大小便や汗や生理で適切に排出すること、又、それと同時に新たな「冷え」を生まない生活を心がけることを目指すのです。
排出される過程で、下痢をしたり、発熱して大汗をかいたり、嘔吐したりすることも場合によっては有り得ます。そのような場合、その「症状」は、「病気」ではなく「自然治癒力の発動」と言えるのです。
それなのに、それを更に薬で抑えてしまう…というようなことは、せっかく体が治ろうとしているのを妨害しているようなことだと言えます。
「自然治癒力の発動」が起こっている時は、仕事や用事を優先する為に薬で抑えたりせず、大切なご自分のお体を優先して頂きたいと思います。
鍼灸治療は「自然治癒力の発動」を助けるための治療です!楽効堂でお待ちしております!
今日は2020年最後の日、大晦日です!
本年もご来院いただいた皆様、どうもありがとうございました。まだまだ気の抜けない日々が続きそうですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年は皆様にとってどんな年でしたか?
私にとっては、「スープ」にハマった年でした!
「スープジャー」というものを購入してみたのですが、3、4時間熱々の状態を保ってくれるので、ランチに大活躍でした。水溶性、脂溶性の栄養が効率よく吸収でき、野菜もたんぱく質も沢山摂れるのでおススメです!
免疫力を高めるには「腸」が大事…というのはどこかで聞いたことがあるかもしれません。
「腸」を良い状態に保つには、腸内細菌のバランスを整えることと、お通じを整えることです。
お腹の「固さ」「冷え」に関しては鍼灸治療が大変有効です。又、「摂取した栄養を吸収する機能」を高めるということも鍼灸治療の効果として挙げられます。しかし、腸内細菌のエサとなる「栄養」を摂取していただかないことには始まらない、ということもあります。毎日、毎回のお食事がとても大事なのです。『免疫専門医が毎日飲んでいる長寿スープ』藤田 紘一郎 (著)という本はおススメですよ。
又、新型コロナウイルスに感染した場合、糖尿病の持病がある方、肥満のある方が重症化する場合が多いという事実から、
ご自身の体調に不安を持っていらっしゃる方には、『医者が教える食事術 最強の教科書』牧田 善二 (著)という本をご紹介しました。こちらも目からウロコの最新の情報が満載で、体に良いと思って食べていたものが、実は体にとって負担が大きかったり、ちょっと体には悪いかな…と思いながらも食べていたものが、極悪だったり。。。
更年期症状のような辛さにお悩みの方にも、鍼灸治療と共に、その本をお読みいただいて実践していただいたところ、体がスッキリされた!という例が多数ありました。
さて、来年は丑年ですね。干支は「辛丑(かのとうし)」です。
東洋医学である鍼灸治療は陰陽五行論をベースに生命を理解するのですが、干支も陰陽五行論に基づいた考えです。
「辛」は、五行(木火土金水)の性質は「金」で、冷徹、堅固、確実、秋の象徴です。
秋の終わり頃、植物なら枯れた状態にあり、実は腐って地面に落ち、次世代のタネを大地に還す途中といったイメージでしょうか。
「丑」は、発芽直前の曲がった芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表しています。
種の中に今にもはち切れそうなくらい生命エネルギーが充満している状況といえば分かりやすいでしょうか。
五行(木火土金水)の性質は「土」です。又、字の意味は「曲がっていたものが伸びる」「始める、結ぶ、つかむ」です。
「金」と「土」の関係は、「土生金」と呼ばれる「相生」の関係です。相生とは相手の力を生かし強め合う関係をいいます。
つまり、衰退や痛みが大きければ命の初動が大きくなり、芽吹きが大きければその分、激烈に枯れる。辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年になることを指し示しています。終わって始まる。これはちょうど転換期ということになるのではないでしょうか。新しく何かを始めるには良い年と言えます。
今まで興味はあったけど、少し躊躇してしまって、まだ、鍼灸治療を受けたことがないという方にも、是非一度御受診いただけたら幸いです。
2021年、辛丑(かのとうし)、楽効堂でお待ちしております!
新型コロナウイルスの影響で、社会生活に多大な影響が出ておりますね。
状況は段々落ち着いて来ているようですが、これからも相当長期に渡って警戒していく必要がありそうです。
現在地球上に生きている我々は、皆、等しくこのウイルスに遭遇するのは初めてのことです。従ってこのウイルスに対する免疫(獲得免疫)を初めから持っている人はいません。しかし「自然免疫」と呼ばれる「病原体などの異物全般に対応する免疫機能」を、皆、生まれながらに持っています。よって、ワクチンや特効薬が開発されるまでの間、新型コロナウイルスと共に生きていかなくてはならない今、この時期に我々ができることは、「免疫機能を高めておくこと」ということになってくるのではないでしょうか。
それには昔から言われている「養生(ようじょう)」という考え方が大切です。「養生」とは、「生命を養うこと。健康の増進をはかること。」という意味です。
今、急にやったらすぐ効果が出るというものではなく、日頃から継続して行うことにより、ウイルスや細菌などに負けない体力を養っておくのです。
具体的には以下の3つの過不足に気を付けて生活していくことを心がけていただきたいです。
①睡眠(睡眠不足/眠り過ぎ)
②飲食(栄養不足/食べ過ぎ飲み過ぎ/味が濃いもの・脂っこいものでなく、淡泊なものが良い)
③汗(汗をかかない/汗をかき過ぎる)
特に汗に関しては、かけばかく程健康に良いと思われている方が多いのですが、過ぎたるは及ばざるが如しで、ダラダラ流れる程かくことは体にとっては負担です。マスクをしてジョギングしている方をよく見かけますが、これから暑くなってくるのでとても心配です。
又、「風邪を引いた時(感染症の初期)の養生法」について『傷寒論(しょうかんろん)』という漢方薬の古典には以下のように書かれています。
・わずかに発汗して病邪を排出する
・しかし発汗させ過ぎてはいけない(脱水による消耗)
・食事は熱く薄いお粥が良い(胃腸を温める)
・以下のものは食べない
〈生冷(生もの、冷たいもの)、粘滑(ネバネバ、脂っこい)、肉麺(肉類、小麦粉製品)、五辛(ニンニク、ネギ、ショウガ、ニラ、ラッキョウ)、酒酪(酒、乳製品)、臭悪(臭いの強いもの)〉
風邪っぽいから、調子が悪いからと、お肉を沢山食べたり、ニンニクをたっぷり取ったりして「栄養を取らなきゃ!」と思ってしまいがちですが、薄いお粥を食べて、症状に適した漢方薬を適量服用することを勧めています。
まずは、「病気にかからないこと」そして、かかってしまったら「軽いうちに治すこと」を目指して日頃から養生していきましょう!鍼灸で体調を整えておくことも大切な養生の一つです!
一緒にこの危機を乗り越えましょう!楽効堂でお待ちしております。
(※但し、発熱、咳、倦怠感、味覚嗅覚異常のある場合は、感染拡大予防の為、ご来院をお控え下さい。)
新型コロナウイルスによる肺炎への不安感が高まっておりますね。テレビで毎日詳しく報道され、国内での感染がじわじわと拡大し、マスクや防護服を着用していたはずの検疫官や救護隊員の方まで感染しているという状況を知るにつけ、不安な気持ちになってしまいます。
しかし、感染してしまっても、重篤な症状になったり死亡したりする確率はそれ程高いわけではなさそうです。感染していても全く症状が出ない方もいたり、一時は肺炎になっても回復し無事退院された方もいらっしゃいます。それは自力で新型ウイルスに打ち勝ったということです。その「自力」というのは「自然治癒力」「免疫力」と言われる本来我々に備わっている「生きて行くための力」です。
鼻やノドの粘膜にウイルスが引っ付くと、20分程度で粘膜から体内に侵入します。そこでいち早く異物をやっつける役割の白血球が侵入したウイルスを退治してくれれば重篤な症状にはなりません。ウイルス性の風邪を引いた際に熱が出るのは、ウイルスを退治するのに適した体温にセットするからなのです。「自然治癒力」「免疫力」が働いて熱を出しているのです。そのタイミングで解熱剤を飲んで熱を下げてしまうのは「自然治癒力」「免疫力」の邪魔をするようなものです。「自然治癒力」「免疫力」を助けるのは、ゆっくり休養し、身体を冷やさないようにし、消化の良い栄養バランスの良い食事を取ることです。
疲れを溜めたままでいると、良い睡眠を取りづらくなります。また、胃腸の調子が悪くなり消化吸収能力を保つことも難しくなります。是非積極的に「体調を整える」ことで「免疫力」を高めてください!
もちろん鍼灸はそのお役に立てます。楽効堂でお待ちしております。
今日は2019年最後の日、大晦日です!
本年中にご来院いただいた皆様、どうもありがとうございました。
鍼灸治療によって具合が良くなり、「あぁ、良かった」と笑顔を見せていただけることが、私にとって最高に嬉しいことでした。2020年も少しでも皆様のお役に立てるよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それにしても大晦日なのにこの暖かさ…。今年は例年になく暖かい気がします。この冬はこの時期にしては気温がとても高い日があったりして、ずっと季節の変わり目のような不安定な状態が続いておりますね。このような時は自律神経に大きな負担がかかっていますので、夜更かしは程々に、睡眠をしっかり取るよう心掛けていただきたいと思います。
2020年は1月4日(土)から営業しておりますので、年明けの体調管理にも、是非鍼灸治療をご利用下さい。楽効堂でお待ちしております。
早いもので、もう11月ですね。今年もあと2か月で終わりです。。。
年始に立てた「今年の目標」は達成に近づいておられるでしょうか?
(私は今月からラストスパートでがんばります。)
いよいよ寒さの季節が始まります。
慢性的な関節の痛みや神経痛をお持ちの方は、冷えの影響を受けてしまうと、痛みが増すことが多いですよね。
今のうちから寒さ対策を十分行ってください。
・日中、夜間共に、足首、手首などを冷やさないようにし保温に努める
・ふくらはぎから冷えが入るのを防ぐため、レッグウォーマーを使用する
・少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
などがおススメです。
何故「冷えると痛みが増すのか」というと、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、交感神経優位に傾くからと考えることができます。
冷えを感じると交感神経が活発になるのですが、副交感神経の働きが弱っていると相対的に交感神経優位になるのです。
交感神経優位になると、血管が収縮します。すると血流が悪くなり、老廃物や発痛物質が滞ります。それにより知覚神経も過敏になります。よって、より痛みを感じてしまうのです。
このブログで何度も申し上げているように、鍼灸治療は自律神経が正常に働くように体を整えることが得意です。寒さ対策の一つとして、是非鍼灸治療もご活用ください!
楽効堂でお待ちしております。
最近少しだけ秋の気配を感じる瞬間があり、心底ほっといたします。
「暑さ」「かくれ脱水」「冷房や冷飲、冷食による冷え」「睡眠不足」など、体調不良の元が満載の夏を過ごし、お疲れが溜まってはいないでしょうか?
胃腸の調子を整えること、頭、首、肩の凝りをほぐし、血液、リンパの流れを良くすることで、体調を回復させていきましょう!
私も昨年のこの時期に帯状庖疹になってしまったので、よくよく気をつけようと思います。
ところで、私が所属している「いやしの道協会」の創始者・横田観風先生の著書『鍼と禅』が春秋社より出版されました。先日、先生のお宅で行われた勉強会の際に入手し、早速読ませていただきましたが、今まで説明するのが難しかった「気」や「邪気」などの鍼灸治療上の概念を、平易な言葉で解説して下さっており、大変勉強になりました。
例えば「気」については、以下の様に説明しています。
”古代中国では大自然の観察から、目に見えないが万物を絶えず変化流動させる不可思議なはたらきがあり、それが自分たちの生命にも同じようにはたらいて、生まれ、死に、日々食らい、出し、寝て、泣き、笑い、病ませているのを感じていたとし、生きている人体では、心臓が動き、呼吸をし、血が体内をグルグル流れ、目が見え、耳が聞こえ、臭いが分かるなどするが、死んでしまうと、これら一切のはたらきが停止し、冷たくなり、しだいに分解してしまう。この事実をどのように表現するか。そこで、目に見えないが、何か生命エネルギー的な『気』というものが、人体内を絶えず循環しているとして表現したのです。”
鍼灸治療は主に「気」の流れを整えることで、生命本来の力を発揮できるようにしていきます。
楽効堂でお待ちしております。
現代に生きる我々は、昔の人に比べ、スマホやパソコン、タブレットなどを見つめる時間がどうしても長くなってしまいます。疲れ目、ピントが合わない、目の奥が痛い、眼が乾く、などのお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
「眼で物を見る」ためには、沢山の小さな筋肉が協調して働くことが必要なのですが、目を酷使し続けると、それらの筋肉に凝りが生じ、血流障害を来たします。そうすると、痛みを感じたり、凝っている筋肉の働きが悪くなって他の筋肉と協調して働くことが難しくなってきます。
そんな時は、鍼灸治療が効果的です。
目の周り、頭、首、手足のツボを使って、それらの筋肉の血流を改善させていくのです。目の周りのツボには、お顔用の極細の鍼で優しく刺激を与えるのですが、「スッキリした!」「視界が明るい!」と即効性を感じられる方が多いです。
是非、辛い目の症状にも鍼灸治療をお試しください!楽効堂でお待ちしております。
4月も半ばを過ぎ、ようやく激しい気温の変化も落ち着いて参りました。
今こそ体温調節をがんばってくれたためオーバーワークで疲れてしまった自律神経の働きを回復させておきたいところです。
その上、4月末から5月初めにはゴールデンウィークがあります。更に今年は「平成」から「令和」に変わる特別な年ということで、10連休となる方も多くいらっしゃるとのこと。
待ち遠しく思われている方もいらっしゃると思うのですが、「疲れをとる為にずっと寝ている」というような過ごし方をすると、逆に生活リズムが乱れてしまい、より一層自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れてしまいます。そもそも「五月病」という言葉があるように、この時期は副交感神経が優位になりすぎ、「鬱」などの「気の病」が多くなります。連休中は、是非とも、生活リズムが乱れ過ぎないようにお気を付けください。そして、「疲れがとれない」「体が重い」「食欲がない」など不調を感じたらどうぞお早目に鍼灸治療をお試し下さい。楽効堂はゴールデンウィークも通常通り営業しております。
☆G.W.中の楽効堂の営業時間☆
4月27日(土)10:00~14:00
4月28日(日)10:00~14:00
4月29日(月)お休み
4月30日(火)10:00~21:00
5月 1日(水)10:00~21:00
5月 2日(木)10:00~21:00
5月 3日(金)10:00~21:00
5月 4日(土)10:00~14:00
5月 5日(日)10:00~14:00
5月 6日(月)お休み
最近、嬉しいことに、はり(鍼)やお灸がテレビの番組に取り上げられることが増えてきたように思います。来週もNHK総合の人気番組「ためしてガッテン」で「はり治療スペシャル」が放送されるそうです。
鍼灸治療を具体的に紹介していただけるとは嬉しいことです。お時間のご都合がよろしければ是非ご覧下さい!
(2/20(水)19:30~20:15)
しかし、はり治療、灸治療を受けた感じ、というのは、ご自分で体験してみなければわからないものである…というのも事実です。例えば、グルメレポーターの方がとても美味しそうな料理を食べ、その感想をこと細かく言ってくださっても、実際に自分で食べてみなければ、本当にはわからないですよね。
楽効堂では、治療の前に「問診・診察の結果考えられる今現在のお体の状態」、「治療方針」をお伝えします。その後、ご質問をご遠慮なくしていただき、ご了解いただいた上で治療に入ります。
はりの痛み、お灸の熱さなども、我慢していただくことなく、調整可能です。特に痛みに敏感な方には刺さないはりを使用する場合もあります。今抱えていらっしゃる不調に「はり」「お灸」を試してみたい…とご興味を持たれたら、是非一度体験してみてください。
楽効堂でお待ちしております。
明けましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は何だかあっという間に通り過ぎてしまったという感じが正直なところです。しかし、落ち着いて初詣が出来たので、そこから「今年もがんばるぞ!」と気合が入りました。
新年のスタートにあたり、今年の目標は立てられましたか?
私は昨年帯状庖疹で10日程お休みしてしまったので、目標は「体調管理と体力向上」にしました。今年は自分が鍼灸を受ける時間を意識的に作ろうと思います。まずは春先の花粉症に備えるために胃腸の調子を整え、首肩の凝りを取っておこうと思います。
そうなんです。花粉症にも鍼灸は効果的なのです。
忘年会、新年会での飲み過ぎ食べ過ぎや、お正月の夜更かし癖、運動不足などで食生活や生活リズムに乱れが生じ、胃腸の不調などにお悩みではありませんか?
又、スマホの見過ぎ、ドラマの一気見などで、目の疲れ、首、肩、背中の辛さなどが蓄積されてしまった…などということはありませんでしょうか?
今、胃腸の不調を整えたり、首肩背中の凝りなどを解消しておくと、春の花粉症の時期に楽になるというオマケがついてくるかもしれません!
是非一度鍼灸治療をお試し下さい。楽効堂でお待ちしております。
楽効堂は7月に三周年を迎えます。今年も皆様のお役に立てるよう精進いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。
早いもので今日から12月です!
何だかそんな気がしないのは、朝晩は寒くなってきたものの、日中はまだコートの要らない秋のような日もあり…という気候のせいかも知れませんね。
そして、ここ最近、変化が急過ぎるというか、一日の中での気温差や、前日との気温差が大き過ぎるように思います。気温差が大きいと、それだけでエネルギーを消耗し、疲労が蓄積してきます。
また、体温調節を担っている自律神経もオーバーワークにより疲弊してしまいます。
自律神経は交感神経、副交感神経の二種類あり、その中枢は、間脳の視床下部にあって、運動神経や知覚神経と同じく、脳幹・脊髄を通り、脊椎の椎間孔という孔(あな)から出て、からだの各部に分布し、内臓や血管、腺、心筋などを支配しています。
ということは、ただでさえ、この時期負担の大きい自律神経を更に不調にするのが、首こり、背中のこり、そして、首、背中、腰、骨盤のゆがみとも言えます。
西洋医学のお医者様の中にも「首こり病(頸性神経筋症候群:けいせいしんけいきんしょうこうぐん)」が原因不明の不調の根本原因だというお考えのもと、専門的に「首こり病外来」という科を設けて治療にあたっている方もいらっしゃる程です。
「こり」と言えば鍼灸治療です。生きていく上で重要な機能のモトジメのような自律神経系を調えたい方は、是非鍼灸治療をお試しください。悪影響を与えている「こり」や「ゆがみ」を放置せず、自律神経系が働きやすい状態に整えていきましょう。楽効堂でお待ちしております。
少し前のことになりますが、わたくし9月初旬に帯状疱疹に罹ってしまいました。9日程お休みをいただくことになり、ご予約をお断りさせていただいた皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。
私の場合、三叉神経第一枝領域に疱疹が出たのですが、本当に痛かったです。神経の炎症とはこの様に激しい痛みを起こすものなのか!!と思い知りました。
又、瞼の腫れ、おでこの水疱が酷く、まさにお岩さん状態になってしまいました。実際「お岩さんは帯状庖疹だった」という説があるそうで、お岩さんの痛み、悲しみが少しわかるような気がして、とても親近感を覚えました。
帯状疱疹の場合は、ウイルスの増殖を抑える薬が効果テキメンなので、ピリピリした痛みの後に小さな水疱が複数できていることに気付いたら、どんな用事もキャンセルし、なるべく早く皮膚科のお医者様に診ていただくことをお勧めします。早ければ早いほどダメージが少なくて済みます。
私の場合、激しい痛みは三日程で落ち着き、腫れは一週間程で落ち着きました。そして、それらが落ち着いた後、知覚異常や痺れ、痒みが現れたのですが、その段階になってからは鍼灸治療が効果的でした。もちろん物理的に損傷した神経を自分の力(自然治癒力)で修復するので、ある程度時間はかかりますが、鍼やお灸をやった瞬間、滞っていたものがスッと通る感じがあり、その効果を身をもって実感いたしました。
又、帯状疱疹を発症しないためには、免疫力を落とさないことです。それにはもちろん鍼灸治療が効果的です。
やはり早目、早目が大切ですね。タイミングを逸して大事になる前に、しっかり体調管理して行きましょう!(私も気をつけます!)
楽効堂でお待ちしております。
突然ですが、楽効堂ではご紹介の患者様に限り、訪問鍼灸治療も行っております。
訪問鍼灸治療の場合は、週に1回または2回、若しくは2週間に1回、というように、定期的にある程度の期間継続して鍼灸治療を行っていくことになるのですが、やはり「定期的に鍼灸治療を受ける」ということはメリットが沢山ある!と実感しております。
◎定期的に鍼灸治療を受療するメリット◎
・体の変化に気付きやすい
・調子を崩す前に予防できる
・新たな症状が出ても症状が軽いうちに対応できる
例えば「腰痛」で長い距離を歩くことができなかった方の場合
・まず「腰の痛み」を鍼灸治療で取り、日常生活の上で注意する点を具体的にお伝えしていきます。
定期的にお体の状態を診させていただくことにより、小さい変化をとらえやすいので、快方に向かうイメージを鍼灸師と患者様が共有することができます。
また、痛みが悪化した場合は、前回の治療から今までにどのようなことがあったのかを伺うことで、何が悪化の原因か推測でき、気をつけるポイントを見つけられます。
・「腰の痛み」が落ち着いたら、歩くための筋トレを開始したり、歩く時の姿勢の練習をしていきます。
80歳代後半、90歳代の方でも筋トレの効果は着実に出ます。
逆に筋トレを行わない場合、何度も同じところを痛めてしまい、ご本人は「ずっと治らない」「また痛くなるのがこわい」と思って徐々に出かけなくなってしまう…ということもあります。
「痛みの悪循環」を断ち切って、治る方向に歯車が回転し始めたら、痛みの再発や新たな症状が出ないよう良く観察しながら、根本的な原因にアプローチしていくことも大切なことです。
また、全体的な体調不良のきっかけになる、風邪、便秘、下痢、睡眠不足、消化不良、食事の偏り、冷え、などに早く気付き、対処していくことも重要です。
訪問鍼灸治療の場合、「もう痛くない」「今日は調子が良い」という日であっても、「疲れていて出かけられない」「天候が悪いから…」という日であっても、定期的にある程度の期間継続して鍼灸治療を行っていくので、ご本人が気づかないような体調不良のきっかけも早目に対応することが可能になるのです。
患者様ご自身が、ご自身の体調を理解しながら、無理をしないで少しずつ目標に向かっていくことができるところが、定期的に鍼灸治療を受療する最大のメリットであり、それが、「体調管理に鍼灸治療を利用する」ということだと思います。
慢性的な腰痛、頭痛、首痛、膝痛、などでお悩みの方のみならず、体調管理を行いたい方も、是非、定期的に鍼灸治療を受療されてみてはいかがでしょうか?
楽効堂でお待ちしております!
今年の暑さは酷いですね…。東京都でも初の40度超えを観測したとか。こう暑いと、つい冷たいものが欲しくなってしまいますよね。
また、お仕事などで冷房のきつい場所にいなくてはならない方はもちろん、ご自宅でも熱中症予防にエアコンを使用せざるを得ない昨今、実は身体が冷えてしまっている方が多いと感じます。
なぜ冷たいものを摂取するのが体に良くないかと言うと、胃腸の温度が下がると、胃腸の機能は低下し、その結果十分な消化吸収が行われなくなってしまうからです。体がだるくて仕方ない…という方は、是非、鏡でご自分の舌をチェックしてみてください。「真っ白だ!」という方は要注意です。胃腸の働きが悪い状態を示唆しています。そんな時、すぐ胃薬を飲むのではなく、まずは冷たいものを控え、食べ過ぎないよう気を付けてください。そして、じわーっと温かいお灸やピンポイントでツーンと熱が透るお灸により、夏のだるさの元である冷えをリセットしましょう! ぬるめのお風呂にのんびり浸かったりするのも効果的ですよ!
体からのサインをしっかり受け取って、早目に対処していきましょう!是非楽効堂にお越しください。
今日は夏のような暑さだな…と思いながらニュースを見ていたら、本日、関東地方の梅雨明けが気象庁から発表されたとのことでした。6月中に梅雨明けするのは統計開始以来初めてのことだそうです!
湿度が高く、気温も高い日に気をつけたいことと言えば熱中症および脱水症状です。
湿度が高いと、熱を下げるために汗をかいても蒸発せず(気化熱が利用できず)、体内の熱が下がらないのです。そして、熱が下がらないので、ずっと汗をかき続けてしまうのです。
また、水分を口から摂取しただけでは、水分補給が完了したわけではありません。口から摂取した水分が、腸から吸収されて初めて「体内に水分を摂取した」ことになるのです。
なので、実は、腸の調子を整えておくことが、熱中症予防になります!
鍼灸で腸の調子を整え、これからの暑さに備えましょう!
楽効堂でお待ちしております。
これぞ5月!という爽やかなお天気が続いていましたが、梅雨の気配が感じられる今日この頃ですね。
平年の梅雨入りは、東海、関東甲信地方は6月8日ごろとのことですが、ニュースによると、今年の梅雨入りは広い範囲で平年より早くなるとの予想だそうです。もうすぐ梅雨入りということですね(>_<)
梅雨と言えば、ジメジメ、ベタベタ、重だるい湿気です。よって、この時期は、体の中の湿気である水毒(体に溜まった不要な水分)による不調が多くなってきます。
例えば、むくみ、冷え、冷えのぼせ、胃腸の不調、頭痛、頭重、肩こり、耳鳴り、めまい、吐き気、関節痛、などなど。
この時期に気をつけていただきたいのが、
・冷たい物の摂り過ぎ(胃腸の機能低下)
キーンと冷えたビールやアイスなど誘惑がいっぱいですが、なるべく冷たくないものに。
・汗や雨で濡れたままでいないこと(関節痛予防、風邪予防)
汗が乾きやすい下着を利用したり、着替えを持参したり、是非対策を!
積極的に試してみていただきたいのが、
・軽く汗をかく程度のウォーキング
・普段シャワーのみの方も適温の湯船に浸かる
・鍼灸治療!
大切なお身体のために、過ごし方に少し気をつけると共に、鍼灸治療で不要な水分の排出を促し、憂うつな梅雨を上手に過ごしましょう!
今の時期、お悩みの方が多い症状でもある「めまい」についてのページを作成しました。
ご興味のある方は是非ご一読ください。
すっかり春めいて参りましたね。
「春」というと、穏やかで暖かなイメージを抱いてしまいますが、実は、気温差も激しく、発達した低気圧も頻繁にやってくる、身体にとっては厳しい季節なのです。
この時季に多いお悩みと言えば、「頭痛(頭重)」「めまい」「疲労感」などが挙げられますが、それらの症状にも鍼灸治療は効果的です。
鍼灸は、コリをほぐし、寒熱のバランスを整え、血行、水分代謝を促進し、乱れてしまった自律神経のバランスを整えるのが得意なのです。
新年度を健やかにスタートさせるためにも、是非一度お試しいただきたいと思います。
多くの方がお悩みの症状についてのページを今年度は作成しようと考えております。 第一弾は「めまい」、第二弾は「頭痛」の予定です。乞うご期待!
今年度も楽効堂をどうぞよろしくお願いいたします。
今年の冬は本当に寒かったですね。しかし、ようやく長かった冬も終わりに近づいて来たようです。
そして、春と言えば、花粉です(>_<)
ニュースでもそろそろ「花粉情報」が流れ始めましたが、あれを見ると何だかハラハラしてしまいますよね。
花粉症の目のかゆみ、鼻づまり、頭がボーっとするなどの不快な症状に、鍼灸治療が有効であることをご存知でしょうか?
治療としては、鼻の周り、目の周り、頭、首、肩、肩甲間部などの熱を取り、お腹の働きを良くすることが中心になります。
「薬に頼りたくない」、「これ以上薬を増やしたくない」という方は、是非鍼灸治療をお試しください!
また、花粉症の症状がひどくなってしまうと、炎症が治まるまでに時間がかかりますので、症状が出る前、もしくは軽いうちに治療を開始することをお勧めします。
不快な症状を緩和させるとともに、花粉症のもとであるお腹の状態を改善していくことで根本的な治療をしていきましょう!
楽効堂でお待ちしております。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
忘年会、新年会、生活リズムの乱れなどで体調を崩されたりしていませんでしょうか?
また、外は寒く、電車内や会社など室内は暖房で暑く…と体温調節の難しさでお疲れではありませんか?
そのような、「まだ病気とは言えないけれども不調を抱えている状態」を「未病(みびょう)」と言います。
鍼灸治療は、腰痛、寝違い、頭痛などの痛みの治療も得意ですが、未病に対する治療=「治未病(ちみびょう)」もまた得意分野です。
楽効堂では、おひとりおひとりのお体の状態をしっかり診させていただき、不調の原因を探っていきます。お早目に治療を開始し、良好なコンディションで2018年、平成三十年をスタートさせてはいかがでしょうか?
少しでも皆様のお力になれるよう精進して参りますので、今年も何卒よろしくお願いいたします。
2017年も残すところあと半月となりました。皆さまにとって今年はどんな年でしたか?
楽効堂にとっては、お陰様で二年目を無事迎えることができ、新しいご縁も増え、地道に歩むことができた年だったように思います。いらしてくださった患者様、お世話になった先生方、友人達に深く感謝いたします。ありがとうございました。
さて、来年は戌年ですね。でも、実は干支(えと)は戌年ではないのですよ。(と言うのは、昨年のブログでも言いましたね…。)
干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組合せなので、来年の干支は戊戌(つちのえいぬ)です。
「戊」と「戌」、とても良く似た漢字の組合せですが、「戊」は「茂」からきており、植物の成長が絶頂期にある状態、
「戌」は「滅」からきており、草木が枯れる、収穫するといった意味があるそうです。
また、漢字が似ているだけではなく、五行(木火土金水)の性質も「土」で同じです。
そして、「土」の持つ意味は「変化」、「育成」です。
枝葉を落とし、いらないものは断捨離し、本質に集中することによって一気に成長する!
そんな年になると良いですね。
体の中の断捨離には鍼灸治療をお役立てください。スパーッと断捨離して、凝りや痛みがない状態で2018年を迎えましょう!
楽効堂の年内の営業は12月28日(木)までとなります。お早目のご連絡お待ちしております!
早いもので、今日は立冬です。
この調子では、すぐ年末になってしまいそうです(>_<)
年末と言えば大掃除ですが、今年は大掃除を「まだ暖かいうちに始めてみる」というのはいかがでしょうか?
寒さが厳しくなると、ベランダやお庭のお掃除は大変ですし、台所のベタベタ汚れも落とし辛くなります。段々動くのがおっくうになりますしね。
そして…
体の大掃除も今のうちに始めませんか?
体の中の滞り(便秘、お腹の張り、むくみ、こり、冷え、などなど…)をそのままにしておくと、不調の原因になってしまいます。鍼とお灸で心地よい響きを与えることで、気血の流れを調整し、本来備わっている自然治癒力が働く状態に持っていきましょう。
体の中の滞りをすっきりさせて、忙しい年末に備えましょう!楽効堂でお待ちしております。
気付けばもう10月ですね。2017年もあと3ヶ月となってしまいました。。。
しかし、まだ3ヶ月もあります!
過ごしやすい気候になってきたことですし、ここは一つ、新しいことを始めてみるのはいかがでしょうか?
スポーツの秋、芸術の秋、そして、お灸の秋!
毎年、冬になると「冷え」が辛くてお困りの冷え症の方は、是非、今から「お灸」を始めてみませんか?
「お灸」の「灸」の字は「久しい火」と書きます。一日、二日ではなく、長いスパンでじっくり血行促進して行きましょう!冷え症のご相談も、楽効堂に是非どうぞ!!お電話、メール、LINEでお待ちしております。
「鍼灸って即効性ありますよね?」というご質問を受けることがあります。
確かに一回の治療で大半の痛みがとれてしまう…というようなことも、場合によってはあるのですが、「その症状の状態、原因、お体の状態、体質、体の使い方、過ごし方などによるので一概には言えません」とお答えさせていただいています。
捻挫や突き指のように物理的に損傷してしまっている箇所が、鍼やお灸をしたからといって急にシュシュシュ…と修復され回復することはありません。
それを修復するのは、ご自身の体に備わっている「自然治癒力」です。
鍼灸治療は、気血の循環を整え、その「自然治癒力」を最大に発揮できるようにすることを目指す治療です。
健康番組やインターネットなどで様々な情報が手に入る時代ですが、実際に体験してみないとわからないことも多いのではないでしょうか?
鍼灸治療に興味はあるけどなかなか一歩が踏み出せない…という方にも是非体験していただきたいと思います!楽効堂でお待ちしています!
ここのところ、連日、真夏の様な暑さですね。
この様な暑い時期は、つい、冷たいものばかり摂取してしまいがちですが、胃腸が冷えると、胃腸の機能は低下し、十分な消化吸収が行われなくなってしまいます。
体がだるくて仕方ない…という方は、是非、鏡でご自分の舌をチェックしてみてください。
「真っ白だ!」という方は要注意です。消化器系の働きが悪い状態を示唆しています。
そんな時、すぐ胃薬を飲むのではなく、まずは冷たいものを控え、食べ過ぎないよう気を付けてください。そして、是非、鍼灸治療をお試しください。
体からのサインをしっかり受け取って、早目に対処していきましょう!楽効堂でお待ちしております!
早いもので、もう六月です。六月と言えば、梅雨ですね。
関東地方は例年、六月の一週目か二週目に梅雨入りするそうです。湿度が高い梅雨の時期は、むくみ、だるさ、胃腸の不調、関節痛、等々、辛い症状にお悩みの方がとても多くみられます。
・冷たいものを飲みすぎない(胃腸の機能低下を防ぐ)
・積極的に汗をかく(体内の余分な水分の排出)
・汗の乾きやすい下着を活用したり、冷房のきつい所ではストールなどを使い、汗で湿った状態で風にあたらない(風邪予防、関節痛予防)
など、過ごし方に気をつけると共に、鍼灸治療を是非活用してみてください。体内の余分な水分の排出を促し、胃腸の機能を高めるのは鍼灸治療の得意分野なのです!
毎月第三日曜日に行われる「いやしの道協会」の月例会に今月も行ってきました。
今月の症例発表で取り上げられていた症例は「無月経」でした。この症例の場合は、胃腸の機能の回復をはかることにより、食べたものを栄養として取り込めるようになったことで体力がついてきて、治療開始から約一か月で生理が来たということです。そして半年後には周期も順調になりました。
「いやしの道」の鍼灸治療は、体に現れた「症状」の元となっている「原因」は何なのかを、脈・舌・腹・背・手足などの状態と問診内容から判断し、鍼と灸でその「原因」を変化させていくことを目指します。
女性にとって大切な生理。鍼灸治療はこうした症状にも効果的です。
「患者様の声」ページを新設しました。
楽効堂の鍼灸治療を受けてくださった患者様に、治療中の様子や、治療後の効果についてなど、ご感想をお寄せいただきました。ご協力下さった患者様に、心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!!
これからも皆さまのお役に立てる様、精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日は少し暖かく、春の気配を感じられる一日でしたね。
しかし、週末はまた寒くなるとの予報です。
気温の変化が激しいこの季節を上手に乗り切っていきましょう!
冷え対策としてショウガを摂取している方も多いと思いますが、「生のショウガ」と「熱を通したショウガ」で効果に違いがあるってご存知でしたか?
漢方薬の材料としても使われる際も、
「生姜(しょうきょう)」= 生のショウガ、
「乾姜(かんきょう)」 =蒸して乾燥したショウガ
と区別されています。
効能は
「生姜」:発散作用、健胃作用、嘔吐鎮静作用、発汗作用
「乾姜」:強壮作用、健胃作用、温熱作用(深部)
ということで、
冷え症対策には「熱を通したショウガ」の方が、風邪のひき始めには「生のショウガ」の方が効果的です。
ちなみにショウガの皮のすぐ下に有効成分が多く含まれているので、皮はむかないで使用した方が良いですよ!
そして、冷え対策、風邪の治療、共にとても効果があるものと言えば…やはり鍼灸です。
この季節こそ、是非、楽効堂で鍼灸治療を体験してみていただきたいです!!
あけましておめでとうございます。
急に寒さが増してきた今日この頃、体調を崩されたりしていませんでしょうか?
寒いとどうしても姿勢が悪くなりがちです。そして、姿勢が悪いと、肩凝り、背中凝り、腰痛などが起きやすくなります。
一度、壁に背中をつけて立って、姿勢チェックをしてみませんか?
壁を背にして真っ直ぐ立ち、かかと、お尻、両肩、後頭部が壁につきますでしょうか?
猫背気味の方は、肩を壁につけようとすると、「こんなに?」というくらい胸を張る感じになると思います。
その姿勢の悪さは、寒くて肩をすくめてしまうからだけではなく、胃炎や消化不良によるお腹の不調が原因の場合もあるのです。(もちろん他の原因の場合もありますが…)
ご自分ではなかなか気づかない姿勢の乱れ、その原因など、チェックしてみたい方は、楽効堂にお越しください!
ご予約以外にご相談も受け付けておりますので、お気軽にお電話、メールでご連絡いただければと思います。
今年も、少しでも皆様のお役に立てるように精進して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
2016年も残すところあと5日となりました。
皆さまにとって今年はどんな年でしたか?
私にとっては楽効堂をオープンした記念すべき年になりました。お世話になった先生方、仲間、友達、そして患者様に深く感謝しております。
さて、来年は酉年ですね。でも、実は干支(えと)は酉年ではないのですよ。と言われてピンと来た方は東洋通です!
干支とは十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組合せなのです。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
なので、来年の干支は丁酉(ひのととり)です。
丁は植物が成長し一定の大きさに達して安定してきた状態、
酉は果実が極限まで熟した状態・酒熟して気の漏れる状態といった意味があります。
習い事や学問、商売で成果が期待できるそうですよ!
しかし、体調が優れないとせっかくの酉年も活かせません。楽効堂はお勤め帰りの方も来やすいように21時まで営業しております。新年の営業は5日(木)からです。どうぞお気軽にお越しください!
「冬」と一口で言っておりますが、暦の上では立冬から立春の前日までとなっており、二十四節気の、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒までを言います。(「小雪」「大雪」は「こゆき」「おおゆき」ではなく「しょうせつ」「たいせつ」と読みます。)
立冬:11月8日頃(2016年は11月7日)
小雪:11月23日頃(2016年は11月22日)
大雪:12月7日頃(2016年は12月7日)
冬至:12月22日頃(2016年は12月21日)
小寒:1月5日頃(2017年は1月5日)
大寒:1月20日頃(2017年は1月20日)
立春:2月4日頃(2017年は2月4日)
ということは、今日は「小雪」なのですね。そして、まだまだ冬は始まったばかりですね。
鍼灸は冷えにも効果抜群です!
寒さに負けずに冬を乗り切るためにも、是非、楽効堂にお越しくださいね!
いやしの道協会の創始者である横田観風先生のお宅で月に1度「鍼禅茶話を聞こう会」が催されます。
今回は碧巌録(へきがんろく)第24則「劉鉄磨、潙山に至る」についてお話をしていただきました。
一人で読んでも「???」な碧巌録ですが、観風先生に解説していただくと、問答の情景が浮かんできて、そこから普段は考えないこと、気づくことができないことに沢山出会うことができるのです。時にジワーっと深く感動し、時にそうか!と興奮してしまうこともあります。
(ご興味を持たれた方は是非鍼禅の集いもご覧ください!)
禅の世界では「言葉」に囚われないことが大切なのだそうです。「言葉」ではない手段で「真実」を表そうとする高僧達(24則では問に対して「黙って寝っ転がる」という返事を「直ちに立ち去る」という行動で受け止めるという高度なやりとり…)の姿から、現在ヒット中の宇多田ヒカルの歌の歌詞「どんな言葉並べても真実にはならないから 今日は贈ろう 涙色の 花束を君に」が思い出され、この歌にも禅の心があるんだな…。と思ったりしました。そして…!帰り際、とても嬉しいことがありました。観風先生から開院祝いに、と色紙を書いて頂いたのです!!本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも一層精進していくことを誓います!
永らく準備中だった楽効堂のホームページがやっとできました!(まだ少し準備中のところもありますが…)
いざ文章で説明しようとするとなかなか難く、四苦八苦しましたが、「鍼灸に興味はあるけど、なんか怖いな…」と思っていらっしゃる方に「試しに受けてみよう!」と思っていただきたく、挑戦してみました。
お時間のありますときにお読みいただけたら嬉しいです。